バイクメンテナンスに於いてリアホイールを外す機会は多々あります。今回は一般的なリアホイールの外し方を紹介いたします。ぜひ参考にして下さい。マフラーは外してある状態から解説が始まります。マフラーの外し方は#10.マフラー脱着。400SS編を参照して下さい。
また、今回から数回にわたってリアホイール付近のメンテナンス情報を発信します。お楽しみに!
※今回作業した車両は、サイドエンブレムは「KH250」ですが実際は「KH400」になります。


センタースタンドを立て後輪を浮かせます。センタースタンドがない場合はジャッキ等を使用します。その際サイドスタンドとジャッキを使って浮かせるのは、絶対NG!車体が斜めだと必ず倒れます。

次にチェーンケースを外します。3本のボルトを外したら、

後方から抜き取ります。

続いて左右のチェーンアジャストボルトを緩めます。

まず、チェーンアジャストボルトロックナットを緩め、チェーンアジャストボルトを緩めます。チェーンアジャストボルトは左右とも画像の程度緩めるか、取外してしまってもOK。

リアアクスルナットの割りピンを取り、

リアアクスルナットを緩めます。

ホイールを前後に動かせる程度まで緩めます。

左右のスイングアームの「エンド」を固定しているボルトを緩め、

エンドを取外します。画像の手で摘んでいるのが左側のエンドです。

右側のスイングアームからも同じようにエンドを取り外します。

リアブレーキケーブルのリアアジャスターを外す。

リアブレーキケーブルを外す。画像は外れた状態。

リアブレーキケーブルをガイドから外す。

トルクロッドとリアブレーキシューパネルを留めているナットの割りピンを外し、

ナットも外し、

トルクロッドを外したらもう一息。

ホイールを一旦前にスライドしチェーンをたるませて、スプロケからチェーンを画像のように外します。

あとはホイールを後方に引き出し無事取り外し終了です。外したパーツ類は無くさないように管理しましょう。
次回は「スポークの張り替え」を予定しております。お楽しみに!!