マフラー交換はもちろん、メンテナンスや修理でもマフラーを外した方が、作業しやすくなることが多々あります。今回は社外マフラーに交換する手順を紹介していますが、メンテ時などの取り外しの参考にして下さい。
マフラーを外す
まずは元のマフラーを外します。今回はノーマルマフラーから社外チャンバーに交換するので、センタースタンドで車体を安定させます。
ノーマルマフラーのボルトなどを緩めた際に、マフラーが落下しないように軽くマフラーをジャッキで支えておきます。
今回作業した400SSマフラーの場合は、センター→右→左の順で外した方が作業し易いです。
マフラー前側のフランジ部分のナットを緩めます。
タンデムステップと純正マフラーのステーは共締めになっているので、タンデムステップの取り付けナットを緩めます。
タンデムステップを抜く時は注意。マフラーが落下しますので慎重に抜いて下さい。
無事外れました。同じように右側マフラーも外します。
右側マフラーも同じように前側フランジの取り付け、後ろ側ステーの取り付けの順で緩める。
マフラーを落とさないように車体から外す。
今回の社外チャンバーはセンタースタンドを取り外さないと装着できないタイプなので、センタースタンドを取り外します。センタースタンドをフレームに取り付けているパイプの抜け止めの割りピンを外す。
取り付けパイプを抜く。
センタースタンドなどが外れました。パイプが抜けるとセンタースタンド本体、センタースタンドスプリングが落ちてくるので注意。
折角なので、普段掃除できない部分を拭いておきましょう。
最後にエキゾーストガスケットを外します。
外した後は、もちろん念入りに掃除。
マフラーを装着する
エキゾーストガスケットは必ず新品に交換。画像のようにガスケットにグリスを塗るのは、エキゾーストのポートに入れた際ポロポロと落ちてこないように接着剤の代わりです。
しっかりはめます。
仮組みした状態でサイドスタンド、チェンジペダル、ブレーキペダルの動きに支障ないか確認をする。締め付けは、マフラーのエンジン側フランジ部、後ろ側マフラーステー部の順で締め付ける。
取り付け部分は大分端折りましたが、基本的に取り外した逆の手順で装着できます。社外チャンバー等を取り付ける場合は付属の取説書どおりに取り付けましょう。場合によっては付属品以外にステーやナットなどが必要になる場合があります。あなたの腕の見せ所です。
エンジン始動後は排気漏れをチェックして終了です。ある程度の距離を走ったら増し締めを忘れずに。